7年経っても 何年経っても
3月も半ば…小雪が舞っている
例年より多く高く残る積雪も
少しずつではあるが
確実に低くなっていく 今日この頃
この先 余程のことがない限り
積雪よりも 融雪が早くなる
確実に春・・・なのだ
昨日は 2時46分に黙とうをした
地元のテレビニュースでは
3月に入ると 連日のように
東日本大震災の話題が放映される
当日はもちろん 毎月11日もだ
まだ多くの人が 行方不明者の捜索をしていて
つい先日
DNA鑑定による被災者の一部を発見した
幸い自分は 内陸の住人なので
あの震災で 困ったことといえば
何日かの停電と余震
あまり出かけずに済んだので
ガソリンスタンドに並ぶこともなかった
だから 見た目は 殆ど変化はないし
ここから 約100㎞東方の災害は
正直 実感がなく ただ余震と
常に揺れているような不安感からの体調不良
今も テレビで放映される被災地の実態は
よくわからない
先日 神戸出身だというアナウンサーが
阪神淡路大震災の復興現状を伝えていた
見事に立ち直ったかのように映る神戸
震災後 ある商店街が 行政による再建で
立派な商業施設に生まれ変わった
迅速な対応に 言われるまま入居開店
でも その施設が出来上がる前の
仮設販売の方が 活気があり賑わっていたという
震災直後 本当に必要なものは何だったのか
もう少し じっくり考えるべきだったと
ある店主は述べていた
今 津波対策のかさ上げ事業が盛んに行われている
どういう話し合いで今に至っているかは判らないが
完成した地域に 実際戻って家を再築したのは
約20%だという
仮設住宅も 縮小され 1か所に集約される
未だ仮設住宅を強いられてる住人は いずれ
家を建てるほどの余裕があるんだろうか
本当にかさ上げ事業は 住人の希望だったのか
それしかなかったんだろうか
家が有っても住めない訳で さらに悲惨だ
あの事故処理は 目に見えない恐怖と戦いながら
未だ山積みの問題を抱えて
まだスタート地点に立っていないと聞いた
気が遠くなりそうな話だ
今 のんびりと外の雪や野鳥を見ながら
生活できている自分は 為す術がない
自然災害の恐ろしさ
決して他人事ではなく
万が一の為に備えるべきことは 何だろう
でも 心配ばかりしていたら気がもたない
忘れないように 心の片隅に思い留めて
前向きに暮らしていけたらいいと思う
それしかない